RamDiskを使ってみた　～Gavotte Ramdisk～：CCQ Photo Gallery：So-net blog

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果てしなきメンテナンスの旅....｜2008 Super 耐久Round 7.. ブログトップ

RamDiskを使ってみた　～Gavotte Ramdisk～　[Computer] [編集]

Motegi Street Shootout

※ 写真と本文は一切関係がありませんが，何となく速そうなイメージを表現している写真を選んでみましたw

え～，しばらくパソコンのメンテナンスに明け暮れておりましたが，シーズンオフですのでまたまたパソコンネタです。興味無い人ごめんなさい。

メンテしながら，マザーボードやHDDの温度表示ソフトやら，リソースの消費具合のメーターやらといろいろなフリーソフトを物色しておりましたら，使えないメインメモリを再利用するというソフトが少し前から出回っているのを知りました。ちなみに今回私が導入してみたのは，Gavotte Ramdiskというソフトです。

これは，ハード的には実装されていてもOSなどからは認識されないメモリ領域分を，ドライブとして利用しようというソフトです。多くの一般ユーザが使用している32bit系Windowsはメインメモリを約3.2ギガバイトまでしか認識しません。しかし，いまどきのメモリモジュールは1ギガ単位で実装されますので，フル実装しようとするとたいがい4ギガ積むことになり，700メガバイト以上が眠ったままになってしまうんですね。まあ，今どきはメモリ価格が激しく安くなってきましたので（少なくともDDR2は）さほど気にしないんでしょうが，古い時代を知っている身としては，メモリの無駄遣いはもったいないお化けがでる騒ぎになるわけです（ラップトップ用の4メガのメモリに7万円ぐらい払ったこともある...）

メモリをドライブがわりにというと，何も700メガぐらいで騒がんでも1ギガのUSBメモリーなら1000円もしませんで～，と思われるでしょうが，何といってもメインメモリからドライブを作っていることに意味があるわけです。つまり，強烈に読み書きの速度が速いということです。

ちなみに，どのぐらい速いか試してみましたら，800メガほどのファイルをドライブ内で複製してみると2～3秒ぐらいで完了します。200メガくらいのファイルだと，ファイルコピーのダイアログすら表示されません。これは速い。

とはいっても容量的には大したことがありませんし，基本的に揮発性ですので，おもにWindowsの作業領域に割り当てることが多いようですが，今どきのマシンにもともとフルメモリ実装だと，劇的に速くなった感じはしないかもしれません（個人的には，ブラウザのキャッシュ領域を移したら多少速くなった気はしますが....）。仮想メモリもおけるようですが，正月にトラブって痛い目見たのでコレはあまりいじりたくないです....

しかし，映像系のソフトで作業するユーザーには，使い方次第でかなり役に立つかもしれません。私はニコンキャプチャーとフォトショップを使っていますが，これらのソフトはメモリ喰いで，開く写真の枚数が多くなるにつれ，HDD上に作業ファイルを作成しだし，ディスクアクセスが増えてきて作業効率が著しく低下してきます。

そこで，これらの作業スペースをRamdiskに割り当てたら，20枚以上の写真を同時に展開して作業しても処理速度の低下がかなり抑えられていました。ちなみにこのときには1.5ギガ程の作業ファイルを作成していました。また，Nikon Viewのキャッシュファイルもここに置けますので，気持ち閲覧が速くなったような気もします（これはホントに気持ちかも....）。

ちなみに，今回はメモリをやりくりして6ギガ実装にして，2.7ギガのRamDisk領域を確保してみました。マザーボード自体は8ギガまで認識しますのでまあ，機会があったら増設するかもしれません。

そういえば，NECの98noteでも隠れメモリを再利用するドライバがありましたよねって....古いね....

※注意

マザーポートによって導入の設定が簡単だったりややこしくなったりするようです。マザーボードが4ギガ以上認識することも条件です。ワタシは幸い楽チンでしたが，BIOSやBoot.iniをいじる必要がある場合もあるようですので，使用は自己責任でお願いします。